東洋のマチュピチュで一攫千金!?大人もハマる砂金採り体験

愛媛県・新居浜市にかつて銅の採掘で栄えた別子銅山の施設跡を利用したテーマパーク「マイントピア別子」があります。

出典:Wikipedia

ここではかつての作業風景を再現したジオラマを見たり、作業内容を実際に体験したりしながら別子銅山について学んだり、ご当地グルメや温泉を楽しんだりと、ファミリーで楽しめるスポットです。

出典:マイントピア別子

また、東洋のマチュピチュと称される、別子鉱山の採鉱本部が置かれていた東平地区を見学することが出来ます。

出典:マイントピア別子

そんな中、今回おすすめしたいのが、ここ、マイントピア別子で体験できる、全国でも数える程しかない珍しい「砂金採り体験」です。子供向けの体験かと思いきや、やり始めてみると、意外と大人も夢中になってしまう人気アクティビティです。

近代化する日本の発展を支えた近代産業遺産

砂金採り体験をご紹介する前に別子銅山とは何なのか、少しご紹介します。別子銅山は1690年に発見され、翌年から閉山される1973年の280年間で、約70万トンの銅を産出した、日本の発展を支えた銅山でした。この別子銅山の経営・管理を行っていたのが住友家で、住友が日本を代表する巨大財閥になった礎とされています。

かつて、採鉱本部が置かれていた、標高750mの東平地区には当時の建物が保存されており、山に囲まれた圧倒的な存在感は見るものを圧倒させ、「東洋のマチュピチュ」と称されています。

出典:マイントピア別子

閉山の時を迎えるまで、ここには社宅・小学校・劇場・接待館などが建てられ、小さな町として賑わっていました。ノスタルジックな建築と木々の織りなす風景は、物語のワンシーンのようなフォトジェニックな景観です。

出典:マイントピア別子
一攫千金!?大人もはまる砂金採り体験

そんな別子銅山で楽しめるのが砂金採り体験。約280年もの間、別子銅山では、多くの人が、山を切り崩し、銅だけでなく、金や銀の採掘に励みましたが、そんな当時の人々が行っていたのと、同じ方法で金を見つけ出す体験です。

パン(皿)を使って、砂の中に埋まった金を見つけ出します。パンを水平にし、回しながら揺すると、金は水を含んだ砂よりも重いので徐々に底にいきます少しずつ砂を落としていって、金だけをパンの中に残していくそうです。

出典:マイントピア別子

金や銀以外にもトルコ石や水晶、タイガーアイ、ソーダライト、カーネリアンなどのカラフルな天然石が混じっており、採った砂金や水晶を組み合わせてオリジナルキーホルダーやペンダントを作ってもらうこともできます。

さらに、砂の中にはマイントピア別子のキャラクター銅太君が描かれた大きさ4×1mmの純金メダル“タヌ金”が隠されており、このタヌ金を3枚見つけると5gの純金インゴットと交換してもらえるのです!いわゆる「金塊」とも呼ばれるインゴット。一攫千金は大げさですが、これには大人も夢中になって探してしまいます。実際に参加した人達からは

「本物の小粒の砂金を取ることができて、取れた分を持ち帰れて嬉しい」

と、大変好評とのことです。

砂金採り体験は一回600円で30分間チャレンジできます。マイントピア別子ではあくまで観光体験として、多くのお客様に楽しんでいただけるよう実施している体験とのことですので、金の収集目的でのご参加はお控えくださいね!家族や友達と、旅の思い出として砂金採り体験に挑戦してみてはどうでしょう。

 

マイントピア別子
TEL:0897-43-1801
愛媛県新居浜市立川町707-3
http://besshi.com/