真鍋かをりさんが絶賛した、甘酒のアイスが食べたい!

愛媛県のご当地スイーツって、みなさんは何を想像しますか?みかんジュース、たると...いろいろありますが、筆者がいま一番気になっているのは「甘酒アイスバー」であります。

知る人ぞ知る、愛媛のローカルスイーツ。かつて某人気テレビ番組で、愛媛・西条市出身の真鍋かをりさんが紹介しているのを見て、はじめてその存在を知りました。

出典:名水アイス

こちらのアイスを製造しているのは、愛媛県西条市にある「株式会社名水アイス」さん。今も昔も地元販売店を中心にアイスを製造する、地域密着型のメーカーです。

さっそく同社に問い合わせてみると、なんと現会長のご両親が昭和24年に発案し作ったものとのこと。当時はこの甘酒アイスと小豆(現在も好評発売中)の2種類がありました。

西条市内のスーパーか、同社のホームページでしか手に入らない甘酒アイスバー。2013年の放送後は劇的に売れて、このアイスを探し回る人が続出しました。現在もジワジワと勢力を拡大中で、関東進出も視野に入れているそうです。

言わずと知れた、水の名所で誕生したアイス

甘酒アイスバーを作る西条市といえば、西日本最高峰の石鎚山の麓。その湧水「うちぬき」は環境省が選んだ日本の「名水百選」にも選ばれている水の名所です。

西条市内は石鎚山の地下水の自噴井が広い範囲にあります。これが「うちぬき」です。「うちぬき」は歴史があり、江戸時代まで遡ります。

昔は鉄の棒を地面に打ち込み、その中にくりぬいた竹を入れて地下水を確保していたそうです。現在は約3,000本のうちぬきが市内にあります。この水、実は「全国利き水大会」でも、二度全国一位に選ばれているのです。

出典:伊織

「甘酒アイスバー」は、このお水がポイントのひとつ。地元で生まれ育ったスタッフにとっては「当たり前」だったこのお水ですが、改めて見直すと、ミネラル成分のバランスがよく、水量が豊富で、年間を通して水温差があまりない地下水は、良質なアイスを安定して作るのにぴったりだとわかったのでした。

このお水と、地元でとれる酒粕、純国産寒天、和三盆、伯方の天然塩、沖縄の天然海塩を使ってアイスは作られます。添加物や着色料は一切なし。

念願の「名水甘酒アイス」を食べてみた!

名水甘酒アイスの期待値が改めて高まったところで、いよいよ実食!名水アイスさんのHPを開くと、「名水甘酒アイス」の他にも「伊予柑アイスバー」や「あいすもなか甘酒」、さらに「甘酒アイスプレミアムバー」なるものまであります。

王道の甘酒アイスはもちろん、いろいろ気になってしまう...!このアイスは名水アイスさんのHPの他に、愛媛観光物産協会のオンラインショップ「愛ある愛媛いいよかん」のサイトからも購入できます(セットのみ)。筆者は「甘酒アイスバー」と「甘酒アイスプレミアム」をチョイスしました。

まずは王道「甘酒アイスバー」。いざ、食べて見ると...濃厚!

硬めのシャリシャリ食感で、甘酒の風味がかなりしっかり感じられます。べっこう飴にも近いガツンとした甘みに、少し遅れて酒粕特有のあの香り。夏場の暑〜い炎天下によく合いそうです。美味しい!

出典:名水アイス

一方プレミアムの方は、ノーマルよりより白っぽい。何が違うかというと使用している酒粕が異なります。こちらは銘酒「獺祭」のもの。見た目も香りも異なります。一言でいうと「お上品」。

甘みが優しく、心なしか食感もやさしい感じがします。お花見しながらいただいてみました。


さらにアイスのちょっとしたアレンジで、スムージーに入れて見たところ、甘みと香りが混ざって美味しくなりました。健康感もあっていい感じ。

暑い時期には夏バテ予防にも良さそうなオススメ「甘酒アイスバー」。アイスマニアも、えひめフリークも、お取り寄せ好きも、愛媛が誇るローカルアイスを、ぜひ試してみてくださいね。

 

名水アイス
TEL:0897-53-7630
愛媛県西条市大町100-2
https://www.meisui-ice.com/